ドキドキ。。。
初めての病院
待合室、チェリーの足元でいい子で待ってましたよ♪
「○○ピンパちゃん6番の診察室にお入り下さい」
いよいよピンちゃんのサードオピニオンが始まりました。
診察してくれた先生は循環器が得意分野の方ですが、結石の事も診て頂けます。
冷静に今までの経緯を詳しく細かく聞いて下さいました。
飲んでいるお薬、食べてるフード。
心臓、結石の他に大きな病気はした事ないか、怪我、アレルギーはないか、しっかり聞いて下さって、触診で目、耳、お口、膝のお皿、体つきも診てくれましたよ。
1月に別の病院でした血液検査の結果のコピーと昨年8月のエコーの画像を先生に預けました。
一番知りたい事、ベトメディンを止めていいのかどうか?
結石に伴ってフードの相談をしたい事。去勢も含めての手術は可能か?
など、チェリーの心に引っかかってる事を解決したいと伝えました。
そして先生は今日行う検査は超音波検査、心電図、血圧、X線
すべてお薬(麻酔や鎮静剤)を使わずに行う検査なのでご安心下さい。
半日お預かりして検査するので4時にまた来院して下さい。
と、後ろ髪ひかれる思いでピンちゃんを預けてきました。。。
約6時間。
帰宅して戻るには遠い病院なので、久しぶりに街をぶらぶらする事に。。。
デパートでお昼ご飯食べて~
色んな服を試着したり~(試着したくせに買わない嫌な客)
お茶したり~
それでも時間が余って(^^ゞ
電気屋さんで買う気がないのに、PCの説明を聞き~
またお茶~
ピンちゃんの事を考えると心配で心配で~~
やっと4時になった!病院へ!
結果にドキドキしながら呼ばれるのを待つ
呼ばれました!
診察室に入るとX線の画像も写っていて、分かりやすく説明するための準備がされていました。
ホワイトボードにこの図がすでに書かれていました。
先生がいらっしゃって
まずはX線診断から、
心臓の肥大は標準内である。キャバリアは心臓が大きい犬種でその基準でも大きさは標準内である。
左心房も張り出していない。肺水腫もない。
そして「まず、何度もこのような図はご覧になって説明を聞いているでしょうが、改めてご説明いたします」
とホワイトボードの説明を始めました。
X線は心臓を外から診た診断。それに対し、エコーで心臓の中の動きがどうなってるかを診ます。
ピンパの心臓は確かに僧帽弁閉鎖不全症で逆流している。
それと三尖弁閉鎖不全もある。ただ三尖弁の逆流はまだ軽度である。
先天的な心房・心室の穴がある子がいるが穴はなし。
血圧は上の最高値が140(160以上で異常値)
心電図でも気になる不整脈は特になし。
逆流の面積、血液の流れのスピード、左心房の大きさなどから診断して
「ピモベンダン(ベトメディン)はまだ必要ないと思います」
心臓病のグレードを
Ⅰa
Ⅰb
Ⅱ
Ⅲa
Ⅲb
で表すとピンちゃんはⅠbでベトメディンを使うのはⅡの後半頃から言われている。
なので、今飲んでしまっているベトメディンは徐々に減量し中止しましょう。
(ベトメディンは心臓の収縮に影響があるので急に止めてはいけない)
フロセミドは今中止してるので、もちろんこのまま必要なし。
アピナック(ACE阻害薬)は続ける。
ただし、今まで朝一回12.5㎎だったが、朝・夜12.5㎎づつに増量しましょう。
6日かけてベトメディンを減らしていき、2週間後、再びエコーで心臓の動きに問題がないか診せて下さい。
となりました。
そして、結石ですが、
確かに右の腎臓と膀胱に結石があります。
腎臓の結石に対しては、すぐに取り出すのではなくこのまま様子を見る。
膀胱の結石は、細かい石がいくつかある状態でX線で見える限りでは一番大きな石が下りてきても詰まらずに出る大きさではないか?ただ全部の石がまとまって下りてきてしまうと尿道に詰まる可能性もある。
だが、手術で取るほどではなく内科的治療でいいでしょう。
今w/dを食べているが溶けないシュウ酸カルシウムに焦点を合わせてu/dを食べた方が良い。
定期的な尿検査でストルバイトが出たらw/dやc/dで溶かす治療を行うが、基本的にはシュウ酸カルシウム対策の処方が良い。よって今飲んでいるポトレンド(ph調整剤)も止める事が出来る。
菌については長く抗生剤を飲んでいた為、耐性してしまってる可能性があり、X線で見える前立腺部分のモヤモヤが菌の病巣になってるのかもしれない。その場合抗生剤を飲んでも次々と菌が出てしまうそうです。
どうしても菌が消えない場合は去勢手術をする手もある。今の心臓の状態なら去勢手術は時間もかからない為、可能。去勢をしてしまうと菌が出なくなる子も多いそうです。
ピンパは度々、X線診断で前立腺が少し大きいと言われます。(触診ではまだ平気と言われていますが)
将来、前立腺肥大となる前に、手術可能のうちに去勢するという選択肢も増えました。
サプリメント(ウロアクト)はこのまま続けた方が良い。
ざっと書きあげると、このような診断でした。
セカンドオピニオンの先生の診断通り、お薬を減らせる嬉しい結果となったのです。
(セカンド・サード)2:1(かかりつけの先生)
という結果でかかりつけの先生とは違う診断でしたが、サードオピニオンの先生の冷静で分かりやすい説明に納得し、信用できると思いました。
これからの治療については。。。
家から少し遠い事もあり、完全に転院はやっぱり出来ません。
こちらの先生は月に一度診察したいとおっしゃっていましたが、ハヤナナの事もあるので定期的に必ずというのは無理そうです。
かかりつけの先生にお話してご理解いただき、いつも通り聴診、診察してもらい何か変わった事があれば詳しい検査をしましょうと。その為に、かかりつけの先生には、こちらへ電話なり連絡をくれてもかまいませんので。とおっしゃってくれました。
ピンちゃんは意外に?元気な様子♪
「一つも鳴かず、とってもいい子でしたよ」と美人さんの看護師さんに抱かれて戻ってきました。
おしっこは我慢してそうなので、急いでマナーパッドをつけると漏れちゃうくらい出ちゃいました(^_^;)
ピンちゃんも好きな物腰の落ち着いた丁寧で優しい先生で良かったです。
一日かかっての検査だったので、家に帰るとぐっすりzzzでした。
ピンちゃん本当よく頑張りました!!!!!!!!!
翌日、ピンちゃんを休ませている間にかかりつけの先生にお話をしに行きました。
サードオピニオンを受けるより緊張する時間でした。
2歳からお世話になっていて信用している先生なので、違う見解だったとお話するのは正直心苦しい。。。
幸い病院はそれほど混んでいなかったので、じっくりとお話をする事が出来ました。
今後も良い関係でピンちゃんを診て頂きたいので、ちゃんと説明できないといけない。
先生は長年の経験から診察するタイプ。「心臓の状態よりもピンパちゃんの症状の方が強く出ていたのでベトメディンを処方した。私はデータではなく経験値で診察するたちなのでね」と言っていました。
それに対して、科学的に数字でデータで診察するタイプの先生の見解をお話するので、ちょっと緊張した雰囲気にはなりましたが、、
「その診断でやっていくのも良いでしょう」と分かっていただけました。
お薬やサプリメントもかかりつけの病院で買わせて頂けます!
ホッとしました~~~!!!!!
実家のハヤタとナナもお世話になってる先生とはこれからも良い関係でいたかったので、うまく伝える事ができなかったらどうしよう。。って不安でしたが、本当良かったです。
さっそく、今日からベトメディンの減量を始めています。
大丈夫だとは思いますが、ピンちゃんに変化が起きないか?じっくり観察中で~す!
2週間後の検査で心臓の状態がOKで悪い症状がでなければ、今までより気が楽になるというか。。
そうですね、気楽に少しなれるようでチェリーもキャンディも肩の力を抜く事ができそうです。
ご心配して頂いた皆さんにも、ちゃんとご報告したくて、長々書かせて頂きました。
ありがとうございます。
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